こんにちは。
ブログ百科ララの杏花です。
暑い日本列島の夏、皆さま、いかがお過ごしでしょうか?
私は連日の猛暑にじっと耐えて生きています。
それでも炎天下の中、足腰の不具合で定期的に病院通いしていますが、またそれに加えて先日、手を負傷してしまいました。トホホホ・・・
あまり楽しいことではないので詳しくは書きませんが、今、私の「左手」はがっしりと固定され白い包帯で巻かれています。
レントゲンの結果は、10日もしくは2週間くらいみなくては、と言われました。
「左利きではありませんよね?」
K整形外科のあの優しい先生が確信ありげに言ったとき、私は答えました。
「いいえ、左利きです」
「・・・・・・」先生は言葉もなく苦笑い。
そして、手は打撲どまりならよいが難かしい部位なので、しばらく固定したまま出来るだけ動かさないようにして下さい、とのことです。
左利きとはいっても場合によっては右手も使えるので、私はあまり気にはしませんでしたが、利き手が使えないというのは現実的にとても不便なものですね。
特に料理が大変です。右手で野菜を切ってみると小さな子供のままごとくらいにたどたどしく、そして入浴は何とかなっても、洗髪は片手ではとても無理です。
そんなわけで、美容院もしばらく先送りにしていたけれど、とりあえずシャンプーのためにカットにも行くことにしました。
さっぱりして帰ってきたのは良いとして、すぐに無茶をしてしまう私です。
「手首はなかなか治りにく場所だから、しばらくは使わないようにして下さいね」と言われながら、今こうしてブログを書いています。
指も少し使うだけでも骨に響いてよくないらしい、と分かっていながらたどたどしく指を動かします。
でもどこか集中できない。
気持ちが盛り上がらない。
身体のどこかが悪いと、脳の方も自然と動きが鈍ってくるようです。
こんなことではろくな記事が書けない・・・だったら少し休んで鋭気を養った方がいいのではないか?
それでなくても連日、手の負傷や足腰のために炎天下の中を病院に行かなければならないのだから。
私はあれこれ思いながら、たどたどしくブログを書き進めました。
そして結果、ブログは少しお休みしようと思います。
猛暑が少し弱まったら、そして心身ともにもう少しリフレッシュできたら、また再開したいと思います。
いつも来てくださる方には申し訳ありませんが・・・。
ただ趣味の詩吟の方だけはYoutubeで聞いたり、歌ったりの一人レッスンを続けていこうと思います。
詩吟教室を休んでからは、私が師と仰ぐ先生は、これまでにも何度かお話したことがある早淵良宗さんです。
◆早淵良宗:北九州を本拠地とする鶴州流の吟剣詩舞家!
そこで今回は、詩吟に馴染みのない方にも、この方のたぐいまれな天性の歌声を聞いていただけたらと思います。良かったら聞いてみてください。
歌は李白の詩「汪倫に贈る」
《贈汪倫 李白》
李白乗舟将欲行
忽聞岸上踏歌声
桃花たん水深千尺
不及汪倫送我情
李白(りはく)舟に乗って将(まさ)に行(ゆ)かんと欲す
忽(たちま)ち聞く岸上(がんじょう)踏歌(とうか)の声
桃花たん水(とうかたんすい)深さ千尺(せんじゃく)
及ばず汪倫(おうりん)が我を送るの情に
現代語訳
李白は舟に乗って今や出発しようとしていた。
ちょうどその時、岸の上から足を踏み鳴らして歌う声が聞こえてきた。
桃花たん水の水の尺度が千尺もあるというが、それでも汪倫が私を送ってくれる情の深さには及ばないだろう。
注釈
汪倫とは李白が(桃花たん)という深い淵のある地に遊んだとき、酒をふるまいとても親切にもてなしてくれた人物。
李白が舟に乗っていよいよそこを離れようとしたとき、汪倫はじめ村の人々がタカタン、タカタンと足踏みをしながら踊り歌って送ってくれた。
李白はおもわず皆の温かい心に感動してこの詩を詠んだ。
《この桃花たん水の深さは千尺もあるというが、汪倫や村人が私にかけてくれた深い情にはとても及ばない》
早淵良宗さんの汪倫に贈る、いかがでしたでしょうか?
では少しお休みしますが、皆さまも夏の暑さに負けず、どうぞお元気でお過ごしください。