今年もあとわずかとなりましたね。
ここ何日、親戚筋や兄弟などから小包みや宅急便が届きます。
何事も形式的なことは出来るだけ抑えたいと思いながら、やっぱり最低限のお付き合いはと、買い物に出かける。
あまり遠くの店へ行くと、動き過ぎてまた足腰に響くからできるだけ近くで、何か適当なものを見繕って送る。
以前はあれかこれかと考えた末にやっと決まったが、今は大抵お菓子の類が多い。
一応、相手の好みも考えるが、自分がもらって嬉しい感じのものを選んでいる。
用事が一段落してホットしたあと、自転車で通りがかったフアッション、雑貨類などを置いている店に入ったが、レジにずらっと列をなしている人、人、人・・・
やはり年の瀬だなぁ~と思いながら、せっかく入ったのだからと、ブラブラ見て回ると、青と水色の中間色のセーターが目に入りました。
きれいな色だし値段も手ごろだし、手にとって鏡に映してみる。
でも、矯めつ眇めつ(ためつすがめつ)眺めた後、買わずに元の位置に戻しました。
やっぱり迷うようでは、(一目惚れしたものでなければ)後できっと後悔するのだから。それにレジの列は相変わらずだし。
私は青いセーターに微かな未練を残しながら衝動買いから逃れると、店の外に出て再び自転車を走らせた。
そして次は花屋さんの前を通りかかって、店先に水仙の花を見つけた。
私は水仙が大好き。
バラや蘭のような華やかな花もいいけれど、水仙の清楚な気品が好きです。
ギリシャ神話によれば、美少年ナルキッソスは、水面に映る自分の姿に見惚れているうちに美しい水仙になったという。
花言葉は自己愛・うぬ惚れ(ナルシスト)
日本水仙はスペインやアフリカなどの地中海沿岸から来たといわれ、人の手ではなく
海流に乗って漂着して野生化した、という説があります。
日本三大群生地は福井県の越前海岸、千葉県の鋸南町、兵庫県の淡路島。
北陸地方では厳しい寒さを耐えて可憐な花を咲かせる水仙は雪中花と呼ばれて愛されているそうです。
以前、越前海岸に群生する水仙のすばらしい写真を目にして以来、いつか現地に行ってみたいと思っていましたが、近い将来実現できればと思います。
お正月に飾ると縁起が良いとされている水仙、今日は通りすがりに何気なく買ったけれど、「ティタティタ」と書かれた札がついていた・・・
ティタティタってなに?
調べてみると、これはヒガンバナ科スイセン属の球根植物で、15~20cmのミニサイズの水仙のこととありました。
そしてティタティタとはフランス語で(内緒話)の意味で、水仙の花が群生する姿が、顔を寄せ合っておしゃべりしているように見えるところからつけられたということです。
なるほど、言われてみるとそんな感じもします。
「小さな妖精」とも呼ばれるティタティタ、大切にしたいと思います。