ブログ百科ララ♫

幸せな人生を送るために書くブログ集

一年で最も好きな季節は5月 歌は「5月のバラ」・そして歌う人は塚田三喜夫・日本にこんな素晴らしい歌手がいた!!

こんにちは。

ブログ百科ララの杏花です。

 

朝、起きて朝食をとったあと近くの公園へ向かいました。

このところ足を悪くして病院通いしていたのですが、

今日はなんだか気持ちが上向いて軽やか!

 

傘を杖代わりにコツコツと住宅街をいくと、

人家の庭には色とりどりの花が咲き、お日様がさんさんと降り注ぎます。

 

何か身体の奥底からさわやかなものが湧き出てきて、私は歌を口ずさみました。

 

5月 この僕が帰る まばゆい5月

赤いバラは 思い出のバラは

君の庭に咲くだろうか♬~

 

「5月のバラ」って知っていますか?

 

もうかなり前になりますが歌ったのは「塚田三喜夫」さんという歌手です。

歌詞もすてきで歌声も素晴らしく記憶に残っており、

この季節になるとふっと思い出して歌っています。

 

出典:photoAC

 

歌詞

5月のバラ

忘れないで 忘れないで

時は流れすぎても

むせび泣いて むせび泣いて

別れる君と僕のために

 

(さよなら)

5月 この僕が帰る

まばゆい5月

紅いバラは 思い出のバラは

君の庭に咲くだろうか

(さよなら)

水を 花びらにあげて

涙の水を

恋のバラに 悲しみのバラに

君の白いほほ寄せて

忘れないで 忘れないで

時は流れすぎても

むせび泣いて むせび泣いて

別れる君と僕のために

 

(さよなら)

5月 花開きめぐる

二人の5月

紅いバラを 美しいばらを

僕のもとに届けておくれ

(さよなら)

花に唇をよせて

二人の花に

恋の夢を 消え去らぬ夢を

追い求める一人泣いて

(忘れないで 忘れないで

時は流れすぎても

むせび泣いて むせび泣いて

別れる君と僕のために)

( )の部分繰り返し

 

何か訳あって愛し合う恋人と別れたのでしょうか?

今も忘れられない恋人への思いを5月のバラに託して歌い上げる切なさ、

今も耳に残る心揺さぶる歌声、遠い昔に聞いた5月のバラを歌いながら公園につきました。

 

 

この小さな公園は、以前オカリナの練習をしに来ていた公園です。

周囲を車が走っていますが、公園にはいつも人気がなくのんびりできる場所です。

 

宗次郎が吹く「コンドルは飛んでいく」に憧れてオカリナは始めたものの、

口は痛くなるし、思うようにいかなくてやめてしまいました。

 

そして今は「詩吟公園」に変わっています。

桜が散った後は、滴るような緑の葉が目に鮮やかです!

 

足腰の不具合でここ1か月ほど詩吟教室を休んでいるので、

天気の良い日はいつもここでレッスンです。

車の往来やバス停にバスを待つ人などが少し気になるけれど詠い続けています。

 

数曲練習したあと、近くのマーケットでトマトやほうれん草、パンなどを買って帰ってきました。

 

その後、昼食をとり新しいブログを書き進めていたのですが、

改めて「5月のバラ」というキーワードを入れてみると・・・見たことがあるレコードジャケットが出てきました。

 

目鼻立ちがはっきりした日本人離れした端正な顔立ちは歌手:塚田三喜夫

作詞:なかにし礼

作曲:川口真

編曲:前田憲男(ジャズピアニスト)

制作陣はそうそうたるメンバーです。

 

そして塚田三喜夫のプロフィールを改めてみると、バリトン担当のミュージカル俳優

とあります。

 

「へえーそうだったのォー知らなかった!」

とユーチューブの5月のバラを聞きました。

ナチュラルでバランスのとれた美しい歌声の中に甘さ、切なさ、悲しみが幾重にも織り込まれて心揺さぶられます!

 

それから「砂に書いたラブレター」これなどは、こんな風に素敵に歌える歌手が日本にいたの?と思わせる歌いっぷリで、なんといえばいいか言葉で伝えるのが難しい。

その他「絆」「ふたたびあのひのように」などもありました。

 

私は10代のころから音楽はポップスや映画音楽などが好きでした。

だから日本人でこんなにスケールが大きい魅力的な歌い方をする歌手がいたのは驚きでした。

 

そしてわかったことは、この「5月のバラ」はほかにも有名歌手(尾崎紀世彦布施明)などが歌っているのですが、やはり塚田三喜夫の歌唱力が素晴らしく最も心に迫ってきます。

 

そんなわけで、私は改めて5月のバラを聞いて感動したのですが、もう一つ驚いたのは

塚田三喜夫さんがすでに亡くなっていたことでした。

 

肝硬変によってでした。

享年56歳。

 

さわやかな5月の光に誘われて、昔好きだった歌を口ずさみブログを書いていたら・・・思いがけないことに遭遇しました。

 

《塚田三喜夫さん、ごめんなさい。

私何も知らずにいました。

そしてありがとう。

 

「5月のバラ」大好きでした。

もっとあなたの素晴らしさに触れたかった。

もっと生きていてほしかった。

わたし、あなたのことも「5月のバラ」もけして忘れません。

ずっとこれからも》

 

私は自分の中にある、若いままの塚田さんの映像に語りかけました。

 

 

少し切ない私に5月の光は変わりなく窓辺に降り注ぎます。

 

さわやかな5月の朝に誘われて「5月のバラ」を歌ったら、

これは深い哀しみを秘めた歌だったと後でわかりました。

 

そして多くの人に愛されて今もなお生き続けていることを知りました。

よかったらYoutubeで聞いてみてください。