立冬から数日経った今、木枯らしが吹きすさび戸外はすっかり冬の様相。
家の近くを散策すると、赤く色ついた落葉がそちこちにちりばめられています。
いやー今年の秋は短命でしたね!
待ちわびて待ちわびて、やっと秋になったと思ったら、はや姿もなく去って冬到来。
この目まぐるしい変化に心身のバランスを取るのが大変です。
私は血圧が高めなので、とにかくこの季節、体を冷やさないように気を付けています。
「血流の滞りは万病のもと」と聞きます。
あとは食事バランス、質の良い睡眠、運動などを心がける。
運動は10月から始めた「きくち体操」を続けています。
これは全身運動で、かなりハードなので、自分のできる範囲内で長くやっていきたい。
今年の終わりころ、何らかの変化(成果)がみられればいいな、と思っています。
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ところで、11月12日から今年最後の大相撲、九州場所が始まりました。
スポーツは大体のものが好きですが、特に野球と相撲は大好きです。
野球に関しては、ずっとファンだったダルビッシュがメジャーリーグに行ってからは、観るのはメジャーばかりでしたが、今年のWBCを見て以来、また日本の野球や選手にも関心を持つようになりました。
今、話題の山本、今永投手はメジャーで、どこのチームに行くのでしょうね。
それから、もうすでに行って今年好成績を上げた千賀投手、あの方はいつ見てもクールな感じで、風貌もエキゾチック、不思議な魅力がありますね。
そしてもちろん多くのファンが見守る大谷選手、彼を獲得するのはどこの球団か?
今後も野球情報から目が離せません。
と、前置きが長くなりましたが、相撲に関しては、この九州場所どんな展開になるのか、とても楽しみです。
先場所では、「熱海富士」という新人力士の活躍で大いに盛り上がったのですが、千秋楽、大関の貴景勝は真っ向勝負に行かなかった。
それは熱海富士がまっすぐ突っ込んでくると見たのでしょう。
だからそれをよければ確実に勝てる。
そして実際その通りになりました。
あっけなく熱海富士に土がついた瞬間、館内の空気が一瞬シラーとしたものに変わったのを感じたのは私だけでしょうか?
貴景勝は、勝つための相撲を取ったのだな・・・と思いました。
だが一言いたい。
大関として、人間としての矜持はないのんか?!
そこに愛はあるんか!!
私は一人憤った。
たとえ貴景勝がこの新人に負けたとしても、こんなやり方をせず正面切って堂々と戦ったのなら、勝っても負けてもここまで後味は悪くはなかったと思います。当の本人も観ている方も。
今まで怪我をしたり首を悪くしても頑張っている貴景勝を、応援する気持があったのが、この一番で一気にしぼんでしまった。
彼は大関の役目を果たした、という人もいますが、勝ち方がどんな風でも勝てばよいとなっては、力士の品格云々などという言葉も今後は空々しく響きます。
負けて花道を下がる熱海富士が一生懸命泣くのをこらえていたのが印象的でした。
思い切り相撲を取れずに終わったのが無念だったのでしょう・・・私ももらい泣き。
そんなわけで楽しみだった大相撲観戦も、ちょっと熱量が下がり気味になったのですが、そんな時、待ち焦がれていた「若隆景」が、今場所から復帰してきたのでした。
去年の春場所以来というから、かなり長期の休場です。
初日は見られなかったのですが、黒星スタートだった。
幕下6枚目まで番付を下げた若隆景を、次ぎこそ見ようと15日の取り組み日に早くからテレビの前に座って待つ。
そして若隆景登場。
あちこちから「若隆景ーーー!」と声援が飛んでいました。
この方の、浮世絵に出てくるような雰囲気が好き。
もと横綱の白鵬、宮城野親方が、あと10キロあれば更によくなる、と言っていたが、ちゃんこをたくさん食べて軽量をカバーしてほしい。
今日は難なく押し出しで勝って、引きあげていく若隆景。
あまりにも長期にわたる休場で復帰は難しい、という意見がある一方で「あいつは、すぐに元の位置に戻ってくる」と、兄の若元春が言ったという話がある。
ファンとしては、あまり焦らず着実に力をつけてまた戻ってきてほしい、それまでは早い出番に合わせて見られる限り応援しています!
と、ここまでは私個人の思いを書きました。
そして今場所、大勢の相撲ファンが注目する新鋭、熱海富士!今のところ粘り強くパワーのある相撲で連日の白星。
先場所のようにこのまま優勝に絡んでいければと、期待が膨らみます。
寒さ厳しく心身共に閉鎖的になり勝ちになる中、肉体と肉体を熱くぶつけ合う大相撲という素晴らしい国技は、一時でも気持ちを湧き立たせてくれます。
元気でこの季節を乗り切っていきたいと思います。