【THE千秋楽】
優勝は目元涼しい大関の霧島。
今場所も敢闘した熱海富士は残念だったが、
このまま力強い相撲を取っていつか優勝杯を手にしてほしい。
私の応援する若隆景は、幕下6枚目で5勝2敗。
今回、若隆景を応援するため早い時間からテレビを見ていたが、
幕下といえども体格や動きがよく、強い力士がいることに感心しました。
お客さんも少なく、声援も飛ばない土俵上で対戦する力士たち、
一見稽古場の風景のようにも見えますが気迫に満ちています。
皆さん、こうして日々切磋琢磨して、上へ上へと長い道のりを歩んでいるのですね・・・
幕下の取り組みを垣間見て、相撲の魅力を改めて感じました。
今回も悲喜こもごもあった今年最後の大相撲は、あの名曲『THE千秋楽』
の旋律と共にその幕を閉じました。
ちなみに、ダイジェスト映像と共に千秋楽に流れるこの曲の正式名称は、
作曲者は内池秀和さんとのことです。
闘志と哀歓が織りなす素晴らしい曲、いつも聞き入っています!
◇
【六義園の紅葉を見に行く】
大相撲が終わった翌日、私は以前から考えていた文京区(東京都)の六義園へ向かいました。
足腰に不安のある今の私にはちょっと無謀ですが、思い立ったらやらずにはいられないたち。
万一の場合に備えて、傘をつえ代わりに持って出かけました。
バスで最寄りの駅に行き、JRで山手線の駒込駅へ。(この間、40分くらい)
駒込駅、南口から徒歩2分で六義園染井門入口へ着く。(この門の開閉は期間限定)
入口で入場料を払って、いよいよ出発。
ずっと以前に友人と一度来たきりで、ほとんど勝手がわからず、
六義園のパンフレットを手に、まずは目についた光景をパチリ。
よく晴れた平日の午後、ほど良い人波にまぎれながら歩いていくと、
見事な菊の展示が。
そして燃えたつ紅葉!
ここで六義園の情報を少し記します。
【六義園】
回遊式築山泉水の江戸期を代表する大名庭園。
和歌の趣を基調とする庭園。
イロハカエデ406本の池、ドウダンツツジやイチョウなど計560本が庭園を彩り、いたる所で紅葉が楽しめる。
庭園を全部回ると約1時間くらいかかるらしい。私は足の負担を考えて茶屋などに寄らず、池の周囲に沿って歩くシンプルなコースをたどりました。
透きとおった池の水面。
六義園は繊細で穏やかな庭園とありますが、昔はいざ知らず、都会のど真ん中にこんな静謐な場所があるとは・・・ここを作庭した柳沢吉保という人はどんな人物だったのだろう?
ゆっくり歩いているせいもあるのか、足は思ったより大丈夫です。
辺りの景色に気持ちを取られているからでしょうか。
ところが、うっかり者の私はパンフレットをどこかに落としてきたのか、
説明書きを見ようとしてもどこにも無い、トホホ・・・
それ以降は、目の前の景色がどういった意味合いを持つのかはおいて、写真を撮るのみ。
そんな訳で以降、ほとんど画像のみが続きます。
池に掛かる石橋、『渡月橋』は四季折々に楽しめる人気スポット。
遠くに見えるビル群。
途中、大道芸人の曲芸を楽しんで少し歩くと竹林が。
入口は近い。
そして、何とか最初の入り口に着いたのは約1時間後でした。
パンフレットを失くさなければ、景色と和歌を詠み合わせたりして、もっと風情のある庭園巡りになったと思いますが、今回は歩くだけに終わりました、
でも紅葉を見ながら良いリハビリにはなったかな・・・そう思いながら私は再び街の喧騒に紛れてJR駒込駅へと向かいました。
私にとっては無謀かと思った六義園の散策、翌日も足腰に不具合はなく少し自信が付きました。
これからも気が向いたら〝ブラっとプチ旅〟しようと思います。