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幸せな人生を送るために書くブログ集

青い海、白いホテル・洋上に浮かんだような露天風呂に入って身も心も洗われる伊良湖岬一人旅!!

お題「初めて一人旅をします。一人旅でよかった場所、一人旅初心者におすすめの旅行先を教えてください。」

 

こんにちわ。ブログ百科ララの杏花です。

お題「はじめて一人旅をしますーーー」を見てすぐに思い浮かんだのは、私が20代後半の頃に行った伊良湖岬です。

出典:photoAC


これまで国内は北から南へとあちこち行きましたが、

誰かに紹介したいほど印象に残る場所と言えば、

愛知県は渥美半島の尖端、伊良湖岬の丘の上に立つ白いホテルです。

そこから眺め渡せる洋々とした海と空、眺めているだけで別次元の世界へ来たかのよう。

 

友人、恋人、家族と行っても勿論よいのですが、一人旅には適していると思います。

ホテルの部屋から海を見渡すのもよし、浜辺に出て白い灯台や遠くの島を眺めるのもよし、ただ気儘に歩くだけでも広々とした海と空が旅人を包み癒してくれること間違いなしです。

 

私が行った頃は「伊良湖ビューホテル」と言われていましたが、

最近「伊良湖オーシャンビューホテル」という名称に変わったようです。

 

太平洋と三河湾を望みほぼ360度を海に囲まれた全室オーシャンビューの部屋、

そこから眺め渡せる景観は朝は朝日、夕方は夕日、そして夜は月と、

泊まる部屋の位置によって様々な眺めが楽しめます。

またそれらを全て見たいときはホテルの最上階に行って見ることも出来ます。

 

二度目に行ったのは、しばらくたってから「新年の朝日を伊良湖ビューホテルから見る」というツアーで行ったのですが、夜行バスで行き熱田神宮へお参りしたりして疲れたけれど、ホテルの最上階から参加者の方たちと「ます酒」を飲みながら見た太平洋に昇る朝日は格別でした。

 

さて、始めて伊良湖へ行った時のことです。

その頃、私は日々の生活から離れ解放されたくて、

どこか遠くへぶらっと行きたくなったのですが、

伊良湖を選んだのは島崎藤村が詠んだ「椰子の実」と言う歌がもとでした。

 

名もしらぬ遠き島より流れよる椰子の実ひとつ」

出典:photoAC

この歌が出来たいきさつは、島崎藤村の親友の作家・柳田国男が学生の頃一ヶ月半ほど伊良湖に逗留している時、椰子の実が何度か恋路ヶ浜に流れ着いたという話を藤村にしたところそれを元に藤村が詩に詠んだものでした。

 

遠くの島から椰子の実が流れ着いた恋路ヶ浜という名の浜辺、そして丘の上に立つ白いホテル、そうしたものに惹かれて行ってみることにしたのでした。

 

「交通」

最寄りの駅:JR豊橋駅からバスで70分 (ホテルからの送迎バス予約制)

目的地のビューホテルに着くまでは、延々広い平野をバスに揺られていきます。

いつまでも同じような景色にうとうとしかかった頃、やっと遠方に青い海らしきものが淡くたなびくように見えてきますがまだまだ遠い。

 

期待に満ちてじっと窓の外を見ていると、やがて町らしい人家が見えてきてバスはなだらかな丘の上へと上がっていきます。

眼下にうねる生き物のような青い海!

そして白いホテルの前にバスが到着した時は、どこか遠い外国のお城に来たような気分でした。

出典:photoAC

「見どころ」

恋路ヶ浜:ホテルから眺めると、まるで白いレースの縁取りをしたような波が浜辺に打ち寄せる。

伊良湖灯台恋路ヶ浜に立つ白い灯台・日本の灯台50選に選ばれている。

日の出の門:太平洋の荒波に浸食され岩の真ん中が洞窟になったところから命名

神島伊良湖水道にある漁業の島・三島由紀夫潮騒が映画化され舞台となった島。

伊良湖から観光船で15分、神秘な孤島の魅力が存分に味わえるようです。

 

ホテルの料理:和洋中のバイキング・地元ならではの海の幸、山の幸が美味しい。

ラウンジ不定期でジャズバンドやミュージシャンが出演・料理、お酒、音楽が楽しめる。

お風呂:海に浮かんだような露天風呂、大浴場、サウナもあり大満足!!

宿泊料金:約10000円

ランチを食べ、コーヒーを楽しむのも海を眺めながら。

私がホテルで過ごした数日間は大変心身の癒しになったことでした。

潮騒の匂いを嗅ぎながら浜辺を歩いたり遠くゆく船を眺めたり、

夜はラウンジのカウンターでお酒を飲みながらお店のスタッフから町の話を聞いたりして過ごしたりの一人旅でした。

ほとんどホテル内とその周辺で過ごしましたが、ここは電照菊の産地としても有名だったり、1月から3月までは菜の花が見どころで「菜の花祭り」が開催されるとのことも聞きました。

出典:photoAC

私が行ったのは1月でしたが、四季を問わず暖かく常に青く洋々とした海とサービスの行き届いた白いホテルが迎えてくれます。

気が向いたらぶらっと行ってみては如何がでしょうか?

 

あの松尾芭蕉もかつて訪れて一句読んだそうです。

「鷹ひとつ 見つけてうれしいらご埼」