私の整形でのリハビリも、そろそろ終わりに近づいてきた。
変形性股関節症で1月の半ば過ぎからスタートして、もうすぐ5カ月。
「150日ってあっという間ですね」
担当のアリサさんの言葉に、本当に早いと私も思う。
期待と不安を抱きながら、この広いリハビリルームに
通いだしたのが大寒のころだった。
やがて桜が咲き新緑の季節がきて、間もなくやってくる梅雨。
これまでには、足以外に体調がすぐれなかったり、原因不明のアレルギーに
襲われたりといろいろあった。
そしてリハビリが三分の二を過ぎたころには、焦りにも襲われた。
歩くたびに痛む右足の鼠経部、これがもう少し何とかならないものか?
私が訴えると、アリサさんはこれまでのストレッチ以外に
マッサージや効果のありそうなものを加えてやってくれた。
後はいつも通り、弱い腹筋と右足の強化のための訓練で、
マットに横になってやるストレッチと、正しい歩行の訓練が続く。
私はかなりの反り腰らしいので、骨盤の位置を正しながら
歩かなければならない。
これが結構きつい。
「疲れましたか?」
時々声をかけてくるアリサさんに私は答える。
「いいえ、大丈夫です」
そして二人で目を見合わせて笑う。
私がへたってるのは、彼女にはばれている!( ´艸`)
そんなことを繰り返しながら今日までやってきたが、
ここにきてちょっぴり良い兆しが見えてきた。
鼠経部の痛みが以前より薄れてきたのだ。
これは私にとってはとても大きなことだ。
最近は、朝起きるとまずは散歩に出かける。
鼠経部の痛みが取れたのが一時的なものかどうなのか?
恐るおそる確認しながら歩く。
すると痛みはやはり以前よりは和らいでいる。
嬉しくなってくる。
「歩くことは生きること♫」
そんなことをしみじみ思いながら、公園や通りを歩き続ける。
時にはトラちゃんと出会ったり。
「いい子だニャン!」
腹筋と右足とお尻に力をつけて、また日々元気に生活していこう。
それから、この際、身体についての不安材料も一つ一つチェックしていこう。
私は心に不安感を抱えながらやっていくのは出来ない質なので、
解決できることは出来るだけ取り除きたい。
特に身体のことは、少しでも気にかかることは思いわずらうより
検査などを受けて未然に防げるものは防ぎたい。
今回のリハビリで思うこと。
こつこつと継続してゆけば身体の不具合は、
少しずつでも良い方に矯正されてゆくのではないか。
急に歩けなくなり、整形に通い出してから1年と2カ月余り
やっと小さな光が見えてきた。
まだこれからの道のりは長く、時には停滞したり
落ち込んだりする日があるかもしれないけれど、
気長に地道にやっていこうと思う。
以上、私事でしたが、
同じようにリハビリや、闘病生活の中にいらっしゃる方、
少しでも良い方向に進んでいかれますことを願っています。